全日本ダートトライアル第8戦 最終戦となるのは広島のテクニックステージタカタ。今シーズンの最後を飾るのふさわしい一戦が繰り広げられた。
N1クラス、前戦の門前でチャンピオンを決めている石井が急遽不参加となり同じチームヤマトの児島、木島に期待が掛かる。1本目はこのタカタでEK9からDC2に乗り換えた木島がトップに立ち、児島も3位につける。2本目路面も良くなり、まずは児島がトップタイムたたき出す。逆転を狙う木島、中間計測でトップタイムを刻みこのままチームヤマトの1,2フィニッシュかと思った瞬間、ぎりぎりで攻めていた木島はその限界を超えスピン11位に終わる。後続車も児島のタイムを破れず、児島が今シーズン初優勝を決める。
N2クラス、原は1本目から2位を1.7秒も離しトップタイムをマーク。2本目各選手がタイムアップを果すなか1本目に4番手につけていた岡林は約7秒ものタイムアップを果たしトップに立つ。N2クラス最終出走の原もこの岡林に迫るものの岡林のタイムを破ることは出来ず2位となる。岡林は開幕戦以来の今期2勝目を飾った。
SA1クラス、これまで苦戦しながらもシリーズトップに立つ川島。2位とは僅差のためここタカタで決着のつく展開。1本目は2本目の路面をにらみドライタイヤで8番手。2本目の路面は川島の読み通りには回復しないものの6秒のタイムアップで3位入賞。シリーズも1点差で念願のチャンピオン獲得。
SA2クラスはすでにチャンピオン決定している北村。今回もギャラリーから拍手の上がる豪快なドリフト披露。1本目、2本目共に2位櫛田を寄せ付けず優勝。今シーズン7連勝を飾る。
SC3クラス、シリーズ2位を争う炭山。1本目からトップ0.3秒以内に谷田川、梶岡、炭山と3人がひしめく熾烈な展開。2本目炭山は梶岡を下すものの谷田川に届かず2位。シリーズは3位となる。しかし2本目のこの上位3人はなんと0.14秒以内の争い。いかに厳しい戦いだったかが伺える結果となった。
今シーズンはテインユーザーの活躍により4クラスを制覇することができました。来年も更なるテインユーザーの活躍にご期待ください。 |