2005年スーパー耐久レースシリーズ開幕戦は、春の息吹も盛りの陸奥仙台で開催された。
ここ仙台ハイランドレースウェイは、1周4.063kmの仙台市内の山間部にあるサーキットのため、アップダウンが激しく山の天気に歓迎され易い。
金曜の練習走行では、雨天、晴天が入れ替わり、各チームとも車両のセッティングに苦労していた。車両が変わり昨年までのデータが使えないチーム、2005年仕様のタイヤに翻弄されるチーム、、、、中々セッティングが決まらない、、、悩みは多くとも予選、決勝とスケジュールは無常にも進んで行く。
そのため、ようやく晴天となったドライバー予選、グリッド予選では、どこのチームも最後までセッティングを模索していた。
そんな中、テインユーザー各車は、各クラスとも予選で上位に付け明日の決勝を睨む。
明けて100周(406km)の決勝レース!
スタートではポールポジションから飛び出した #25 ADVAN DNAGE GT3がどんどん後続を引き離す。
予選2位の #1 FALKEN☆PORSCHEは、思うようにペースが上がらず予選3位のST2クラス、#11オーリンズランサーEVO\に追い立てられる。
#11はこのハイペースでタイヤに負担を掛けすぎたか、ズルズルと後退していった。テイン装着車のトップ2台は、荒れた路面の仙台でもしなやかに駆け抜けて行った。
途中、トラブル車両回収のためセフティーカーがコースに入り、このタイミングでルーティーンのピットインを敢行した#25は、1ストップで走りきる作戦だったこともあり絶妙のタイミングである。
また、#1はこの時点で既に1度目のピットインを行っていたものの、再度ピットインしフレッシュタイヤに交換。その後2度目のセフティーカーのタイミングでもピットインという戦術が効を奏し、レース終盤残り7周で#25を捉えることに成功!
抜かれた# 25は、なんと不運にもABSにトラブルが発生しており、成す術も無くトップを譲り渡した模様。
テインユーザーがその殆どを占めるST3クラスでは、#23 C-WEST ORC アドバンZのクラス2位を筆頭に、3位 #15 岡部自動車ハーツRX‐7、#48フィールズT&GアドバンZ、#33ハート・イン・ハート東名イングスZ、等と続いて行く。
#29 PERSON'S FINA YH NSX は、そのスピードに車が付いて行けなかったのか、ハブボルトのトラブルで後輪を失いリタイアとなった。
ST4クラスでは、昨年のS2000から車両をスイッチしてきた #22 モンドスピードDLインテ が、序盤こそ苦労していたがしぶとく3位入賞。
ST5クラスでは、#80ネストwithアペル雅YHが #37 に追い上げられるものの、ドライバー後退後に2台が接触し順位が入れ替わりクラス2位となった。
トップ#1を始め、各クラスでテインユーザーが入賞できたが、次回の鈴鹿も上位フィニッシュを期待したい。 |