2005年スーパー耐久レースシリーズ第2戦は、F1開催で世界的にも有名な三重県鈴鹿サーキット国際レーシングコースで開催された。ここ鈴鹿でのレースは、1周5.807kmのコースを82ラップ、約3時間の長丁場である。
金曜の練習走行では、晴天のもと各チーム広々としたピットで順調に車両のセットアップに勤しんでいた。そんな折、#23C-WEST ORC アドバンZがヘアピンでクラッシュ!フロント右側を壊しドライバーの尾本選手は首に傷みを負ってしまう。セッティングを詰める事ができず車も壊れ非常に残念そうであったが、決勝で結果を出す事へ頭を切り替えていた。
土曜日の予選ではテインユーザー各車、各クラスとも予選で上位に付け明日の決勝を睨む。
昨年、一昨年と雨天でのレースだった鈴鹿も、今年は晴天でのスタートになるかと思われたが、スタート直前に怪しい雲行きと共に最終コーナー側からの風が強まり、1、2滴の雨粒が落ちてきた。レインタイヤを慌てて準備するチームもあったが、スタート時には曇天のもとドライの路面となる。
スタートではポールポジションから飛び出した#25 ADVAN DONAGE GT3がどんどん後続を引き離し、前回仙台ハイランドの雪辱を果たすべく安定したペースで飛ばして行く。予選2位の #1 FALKEN☆PORSCHEは、ジリジリと離され単独2位。ST1クラスの2台のテイン装着車は、このままトップを独占し今回も1,2位でゴール!
ST3クラスでは、昨日までの様々なトラブルから最後尾スタートとなった#48フィールズT&GアドバンZが、星野一樹の鬼神の追い上げで一時はクラストップまで来る快走を見せた。#23C-WEST ORC アドバンZは、金曜のクラッシュが嘘のような安定した走りでクラス優勝を獲得した。#33イーストオーシャン・ingsZは、予選クラス6位からクラストップに上がったものの、ピット作業でのペナルティーからクラス3位でゴール。#7メーカーズゼナドリンRX-7、#29 PERSON'S FINA YH NSX、#15岡部自動車ハーツRX-7がクラス5、6、8位と続いた。#19EBRRO・Z・TC神戸は残念ながらコースアウトリタイア となる。
ST4クラスでは、予選クラス2位の#22モンドスピードDLインテ が、ペースが上がらずクラス6位。
ST5クラスでは、#80ネストwithアペル雅YHが #37 を追い上げるものの、トップ集団に周回遅れにされるタイミングでダートに落ちてからペースが上がらずクラス2位に留まった。
また、今回から参戦となる #17 ings & RUNUP ☆ キーパーDLインテグラはトランスミッションにトラブルを抱えながらもクラス3位入賞。
総合1、2位独占!ST1、ST3クラス優勝!と波に乗るテインダンパー装着車は、次回も目が離せない! |