2005年スーパー耐久レースシリーズ第3戦は、本州最西端山口県のMINEサーキットで開催された。 ストップアンドゴーを強いるコースレイアウトのMINEサーキットを500kmで争うレースは十勝24時間を除けばスーパー耐久シリーズでも最長。 タイヤ、ブレーキはもちろん、サスペンションの性能が勝負を決するレースでもある。
土曜日の予選ではST1で#25ADVAN DG GT3が総合PP。#1FALKEN☆PORSCHEも2位につける。 ST3ではクラスポールのPERSON'S NSXから3位までをテインユーザーが独占。 ST5はネストwithアペル雅YH(SXE10)が2/100秒差の2位で決勝に臨む。
決勝の日曜日は土曜以上に晴れ渡り、気温も路面温度も上昇、車両にもドライバーにも厳しいレースとなった。 スタートでは2位から飛び出した#1 FALKEN☆PORSCHEを辛くも制して1コーナーに飛び込んだ#25 ADVAN DG GT3が安定したラップで後続を引き離しにかかる。 早めにピットに入り2スティントめで、タイヤの磨耗を考慮してハードタイプに交換したがこれが裏目に出て#1の追い上げを受ける。しかし、#1が#25を捕らえたところで田中選手が痛恨のドライビングミスを犯し単独スピン。 #1はフロント周りにダメージを負ってしまう。これで楽になった#25はゴールまで安定したペースを保って今期2勝目を上げた。
ST3では、クラス2位からスタートした#23C-WEST ORC アドバンZが2周めに首位に立つと、あとは500kmの一人旅状態、圧倒的なペースで後続を引き離してこちらも今期2勝目を飾った。 予選5位から追い上げた#19EBBRO☆Z☆TC-KOBEが3位に入賞した。
ST5クラスでは、スタート直後に首位に上がった#80ネストwithアペル雅YH、#37との激しいバトルを繰り広げたが、結局一度もポジションを譲ることなくゴールまで逃げ切り、うれしい今季初優勝を遂げた。
3クラスを制覇し、ますます好調のテインユーザー!次のチャレンジは7月の十勝24時間レースだ! |