FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(P−WRC)第6戦(世界ラリー選手権=WRC第12戦)は、ラリー・GBを舞台に開催された。
このラリーでアキ・テイスコネンとハメッド・アル・ワハイビはラリーフィンランドグループN優勝を得た「Gr.Nダンパー」にさらに改良加えたものを装着し戦うこととなる。
オープニングステージ、ブレックファの22kmステージでは、テイスコネンが、2位に3秒差をつけてP−WRCトップタイムをマーク。ワハイビは、テイスコネンに29.5秒遅れのタイムとなった。SS5が終了した時点で、テイスコネンはアルアティヤーに31.2秒の差をつける。ワハイビもトラブルく虎視眈々と上位を狙い走行をする。レグ2この日の最終ステージでは、テイスコネンは2位との差を42秒と広げ、ハメッド・アル・ワハイビもP−WRC・4位につける。レグ3、プジョーのマルコ・マルティンによるアクシデントでコ・ドライバーのマイケル・パークが亡くなるという悲劇が起こり、競技は中断。このステージを含む、最終3ステージがキャンセルされることとなった。P−WRCでは最初のステージで、テイスコネンが29.38kmのSSで、2位との差を、わずか0.1秒ながら広げ、グループN総合でも首位につけたテイスコネンが、P−WRC初勝利を獲得。ワハイビもP−WRC4位に入りポイント獲得となる。アクシデントによるステージキャンセルがあったものの新型「Gr.Nダンパー」を得たテイスコネンは常にトップ争いを繰り広げ、ワハイビも安定して上位に食い込む。
次戦、第7戦は北海道で開催されるラリージャパンが舞台となる。テイン装着車の活躍に期待したい。 |