全日本悲願の初優勝を果たした鎌田選手。
全日本ラリー第2戦は昨年全日本戦として復活したMSCC東京ラリーが舞台となり開催された。
コースはオールグラベルで争われ、初日レグ1は14kmのロングSS2本を含む6SS、レグ2は2〜4kmの6SSの12SSが設定された。
4Cクラス、前回ひえつきでは2位のマルシェ石田、今回はラリーのレッキ前日にエンジントラブルが発覚、サービス員の必死の修復で何とかスタートの位置に着く。始まってみるとその苦労に答えるかのごとくSS1からベストタイムをたたき出し、SS5までベスト・セカンドベスト、SS6でも3位でレグ1を終え初日で2位に7.7秒差をつけトップに立つ。大会2連覇に向け最高の初日となった。しかし続くレグ2、SS2本目のSS8でまさかの駆動系のトラブルに見舞われリタイヤとなってまう。
東京スバルラリーチームの鎌田、前回は接戦の末3位獲得しており、今回はさらに上を目指す。SS6までを石田と僅差の戦いを繰り広げ初日を2位で終える。レグ2SS7で3位の獲得、石田のリタイヤもありトップに立つと2位とのタイム差を考え確実に走り完走するペースにコントロールする。そして2位との差を15秒つけ東京スバルそして自身の全日本初優勝を獲得する。
4Bクラス関根は、スタート直前にエンジントラブル。エンジンがかからなくなり修復を試みたが間に合わず、スタートせずにリタイヤとなってしまう。SS5でタイヤバーストに見舞われレグ1を5位で終えた石川。レグ2も粘りの走りで3位を目指す。その粘りの走りが効いたのか終わってみれば2位まで順位を上げフィニッシュを迎えた。 |