全日本ラリー第3戦は北海道十勝周辺を舞台にアジアパシフィックラリー第4戦と併催で行われた。
10月に開催されるWRC ラリージャパンのまさに前哨戦となるラリーである。
4Cクラス、前回MSCCではマシントラブルによりリタイヤのマルシェ石田、今回はマシンの整備も万全。事前に行ったテストでも調子よくまさに必勝体制で望む。しかしSS1オーバースピードでコースアウト、マシンを大破リタイヤとなってしまう。
前戦優勝、高速ラリーを得意とする東京スバルラリーチームの鎌田、今回は得意の北海道で2連勝を狙う。SS1でトップタイムを出すと、奴田原(ランサー)とトップ争いを繰り広げる。しかし今回の鎌田は長いラリーになることを考え確実に2位との差を考えながらペースをコントロールする。レグ1で2位奴田原に30秒以上の差をつけ終えると、続くレグ2も確実に走りきり見事優勝を飾り、シリーズポイントもトップに立つ。
WRC ラリージャパンでの活躍も期待したい。
アジアパシフィックラリー枠ではダートトライアルで活躍する原がFFストーリアで参戦。N1クラスでリタイアが相次ぐなか確実に走りきり、唯一の完走。総合20位でラリーを終える。 |