HOME
>>
モータースポーツ
>>
プロダクションカー世界ラリー選手権
>> Rd.2 レポート
今期初のグラベル戦に6台のTEINユーザが参戦
K.ショーベリが3位入賞を果たし、ランキング首位に浮上!
2007年のP-WRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)は3月9〜11日、極寒のスウェーデンから灼熱のメキシコに舞台を移して第2戦が開催された。ホストタウンはメキシコ中央部のレオンで、標高2000mオーバーの山岳地帯に設定。コースレイアウトもテクニカルなセクションから高速パートまでミックスされていることから、ドライバーにとってもマシンにとっても幅広い対応能力が求められる過酷なイベントだ。 今季初のグラベル戦ということもあり、今回のメキシコには15台の精鋭がエントリー。そのうち、テインGr.Nダンパー装着車は6台で、SYMS RALLY TEAMの37号車(SUBARU・インプッサGDB−F)を駆るS.バウリデス、同じくSYMS RALLY TEAMで38号車(SUBARU・インプッサGDB−F)を駆るK.ショーベリ、SUBARU POLAND RALLY TEAMの41号車(SUBARU・インプッサGDB−F)を駆るL.クザイ、SUBARU RALLY TEAM RUSSIAの42号車(SUBARU・インプレッサGDB-F)を駆るA.ドロシンスキーらSUBARUユーザーとSTOHL RACINGの43号車(三菱ランサー・エボリューション9)を駆るB.ベニック、49号車(三菱ランサー・エボリューション9)を駆るS.ヴォイテックのランサーユーザーが参戦した。
ラリーは序盤でドロシンスキーがストップするなどアクシデントも発生したが、ショーベリが3位で表彰台を獲得。さらに、ヴォイテックが6位、メキシコ初挑戦のバウリデスが8位入賞を果たしている。
メキシコの古都、グアナファトのセレモニアルスタートで幕を開けたラリー・メキシコは3月9日、レオン周辺の山岳ステージに舞台を移して本格的な競技がスタートした。昨年のチャンピオン、N-A.アティヤー(SUBARU・インプレッサGDB−F)がSS2で転倒し、リタイアするなど波乱の幕開けとなるなか、テインユーザーのひとり、ドロシンスキーもアームを破損してこの日の走行を断念。さらに序盤から好タイムを連発していたショーベリもSS5でパンクを喫し、スローダウンを強いられることとなった。
また、今回のメキシコはスペクテイターのマナーが悪く、各クルーは置石、投石に苦戦する。事実、テインユーザーのクザイ、パブリデス、ベニックらはガラスを破損し、ショーベリも置石でタイヤを破損。結局、テインユーザーの最上位はクザイの5番手で、ショーベリが6番手でレグ1をフィニッシュした。
明けた翌10日のレグ2でも4番手の奴田原文雄(三菱ランサー・エボリューション9)がミッショントラブルで後退するほか、5番手に付けていたテインユーザーのクザイもSS11のコースアウトでタイヤを失いリタイアするなど、様々なハプニングが続出。さらに、ドロシンスキーもアームを破損してペースダウンを強いられるなど過酷なサバイバルラリーが展開する。
そんななか、6番手のショーベリは3本のステージでベストタイムをマークするなど脅威の追走を実践。SS10でパンク、SS13ではギアボックス・トラブルに見舞われるものの、タイムロスを最小限に食い止め、テインユーザー最上位の3番手でレグ2をフィニッシュした。
そして11日のレグ3では各ドライバーとも慎重に走行した結果、ショーベリが3位に入賞。開幕戦のスウェディッシュに続いて表彰台を獲得し、ランキングトップに浮上する。さらにコンスタントな走りを披露したヴォイテックが6位、バウリデスが8位でフィニッシュ。テインユーザーが相次いで上位入賞を果たした。
Pos.
No.
ドライバー
車両
タイム
トップとの差
備考
1
34
M.ヒギンズ/S.マーチン
MISTUBISHI LANCER
EvoIX CT9A
4:08:44.5
総合10位
2
31
T.新井/T.サーカム
SUBARU IMPREZA
GDB-F
4:10:05.4
+01:20.9
総合11位
3
38
K.ショーベリ/R.ピェティライネン
SUBARU IMPREZA
GDB-F
4:11:15.2
+02:30.7
TEIN Gr.Nダンパー装着車
総合13位
6
49
S.ヴォイテック/M.エーンスト
MITSUBISHI LANCER
Evo IX CT9A
4:25:43.3
+16:58.8
TEIN Gr.Nダンパー装着車
総合16位
8
37
S.パブリデス/D.ジローデ
SUBARU IMPREZA
GDB-F
4:34:23.7
+25:39.2
TEIN Gr.Nダンパー装着車
総合20位
10
42
A.ドロシンスキー/D.エレミーフ
SUBARU IMPREZA
GDB-F
4:41:17.4
+32:32.9
TEIN Gr.Nダンパー装着車
総合23位
12
43
B.ベニック/L.ブンコッチ
MITSUBISHI LANCER
Evo IX CT9A
4:46:24.3
+37:39.8
TEIN Gr.Nダンパー装着車
総合25位
R
41
L.クザイ/J.バラン
SUBARU IMPREZA
GDB-F
-
-
TEIN Gr.Nダンパー装着車
テクニカル、リタイヤ
R
42
A.ドロシンスキー/D.エレミーフ
SUBARU IMPREZA
GDB-F
-
-
TEIN Gr.Nダンパー装着車
E/Gトラブル、リタイヤ