2008年,CCC(China Circuit Championship)は4月19〜20日に,昨年度の最終戦と同じ舞台,上海国際サーキットにて幕を開けた。今年の参加台数は,1600ccクラス16台、2000ccクラス19台と昨年度よりも若干少ない台数となった。中でも2000ccクラスでは、19台中9台(約50%)が我らテインダンパーを装着し,熱き戦いを繰り広げる。(以下,2000cc)
昨年度のチャンプ・チームFRD・FOCUSはエンジントラブル,ミッショントラブル等耐久性の問題から、本年度はエンジンのデチューンを施し、耐久性を重視した。対して、ダークホース的な存在となるのはHONDA・アコード勢.昨年度よりエンジンチューナーが変更となり、NA・2000ccで280psを叩き出す。その速さには昨年度のチャンピオン、チームFRD・FOCUSをもってしても圧巻されてしまうほどだ。4月19日(土)予選。午後からの雨を心配しつつ練習走行がスタート。各チームとも予選へ向けてウォームUP、SET UPを開始。そんな中、心配されていた雨が降り出した。
各車WET用のセッティングを施し練習走行するものの、時既に遅しと言わんばかりにセッティングもままならないまま予選スタート。下馬評とは裏腹に、テインダンパーを装着するKIA Cerato(#16)がポールを獲得。その他テイン勢は4位にアコード(#7)が続き,FOCUSは5位(#2)、7位(#1)、10位(#3)と後退する形となった。
4月20日(日)決勝。各チーム午前中のウォームUPを済ませ、午後からの決勝に備える。ピリピリしたムードに包まれる上海国際サーキット.午後には曇り空となり、いつ雨が降り出してもおかしくない状況。各チーム・ドライバー・メカニックの祈りが通じてか、雨は降り出さないまま決勝がスタート。スタートダッシュを決めたのは7位スタートの#1(FOCUS)。チームメイトの#2を抑え1コーナーに進入(#2は2速を失っていた・・・)。 アコード勢もパワーにものをいわせ、好スタートを切る。この瞬間,熱き戦いがスタートした。
アコード勢のスピードには他チームも圧巻状態で、#7・#6がレースをリードする。そんな中、好スタートを切った#1はレース早々にクラッチトラブルを抱えリタイヤとなる。ドライバーは悔しげにサーキットを去っていった・・・。レース中盤には#10のエンジントラブルによりコース上にはオイルが飛び散る。セーフティーカーが入り序盤に稼いだマージンはなくなり、しばしレース再開を待つことに・・・。レース再開と同時にアコード勢が勢い良くスタート。アコード勢のスピードには各車ついていくことができず、我らテインダンパーを装着したTSBアコード(#7)がTOPのままチェッカーを受ける。
続いて同じくテインダンパーを装着した同チーム・#9が3位入賞となり、アコード勢が表彰台を埋め尽くした。それに続き、KIA Ceratoが4位(#16)、昨年度のチャンプFRD勢は6位(#2)、10位(#3)でチェッカーを受ける形となった。が、しかし・・・。悲劇は起こった….セーフティーカーがコースインした際中の追い越し・・・。イエローフラッグを無視しての追い越し・・・。いずれも我らがテインダンパー装着車両である#2、#7、#9・・・。総合タイムに+30秒のペナルティが課せられ、順位を落としTopの#7は惜しくも2位後退・・・。3位チェッカーを受けた#9は8位、6位チェッカーを受けた#2は11位まで転落するという悲劇・・・。まさに波乱に満ちたRd.1 in 上海。この悔しさを胸に、次戦Rd.2 in 北京では目指せ完全勝利!!! |