2009中国ラリー選手権の第1戦が6月12日~14日に南京で開催された。昨年に比べ、新規参入チームやプライベート参戦者も増え、非常に賑やかな開幕戦となった。テインサポートチームはチームKSTに所属するフィンランドラリー選手権でもお馴染みのJ.サロ選手と、昨年国内選手でナンバー1ドライバーに輝いた刘曹冬選手。今年はシリーズチャンピオン獲得に向けて、開幕戦から期待が掛かる。
DAY1、序盤にJ.サロ選手は右のフロントタイヤをヒットしてパンク。遅れを最小限に止めて走りきるもトップに大きく差をつけられてしまう。その後も果敢に攻め続けるが順位を変えるには至らず、総合3位で走り終えた。
刘曹冬選手は昨年に引き続き安定した走りを披露し、国内選手ではトップの総合5位でDAY1を終えた。
DAY2、J.サロ選手は暑さで疲労困憊の体に鞭打ちながらSS8とSS9でトップタイムを獲得。その後も果敢に攻め続けるもDAY1のタイムロスが仇となり、トップこそ逃したが見事3位表彰台を獲得した。
刘曹冬選手はDAY1の勢いのまま安定した走りを続け、国内選手ではトップの総合4位で走り抜けた。
ラリー終了後、J.サロ選手は「今回のようなコースではやはりドライビングスタイルを変えて走らないと駄目だ。これまでのセットアップにこだわらず、次回はもっと色々なセッテアップを試したい!」と悔しさをあわらにし、次回に向けての意気込みを語った。
次回、第2戦は7月8日~10日に北京の杯柔で開催される。テインサポートチームのチームKSTとTYPE Gr.Nダンパーの更なる活躍に期待したい。 |