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中国ツーリングカー選手権 Rd.3 四川省 成都
 
2000ccクラス FRDの若武者“曹宏煒“がPole to Finish!
1600cc クラス 前回の覇者、北京現代は死重に泣く!
 
中国で麻辣といえば強烈に効く胡椒と真っ赤な唐辛子。その本場、四川省の省都となる成都にある成都インターナショナルサーキットでCTCC第3戦は行われた。
1周約3.3kmのコースは、成都市郊外の自動車ディーラー街からホームストレートが望め、お気軽な観戦にはうってつけのサーキットだった。コースレイアウトは、多少のアップダウンを持ちS字、ヘアピン、シケイン有りのテクニカルコース。そして、困った事に路面は荒れており、一雨降ればあちこちに川や水溜りができ、一層難しいコースとなる。
2000ccクラスでは、前回の珠海での雪辱を晴らすべく火曜日から精力的にテストを開始したFord FOCUSのFRDチーム。ギアレシオのテストからサスペンションのテスト、そして総合的なセットアップとかなり綿密な計画で臨んでいた。テインでは、このFRDを始め2000ccクラスは、3チーム10台のサスペンションエンジニアリングサポートを実施した。1600ccクラスでは、前回優勝した北京現代のi30の2台である。しかし、前回の1位100kg、2位70kgのウエイトハンディが、テスト走行を重ねるごとに気の毒なくらいチームの士気を低下させて行った。
レース当日は天気予報が外れ生憎の雨。テストまでは殆ど晴れており、偶に降った雨も天気予報を鵜呑みにしテストを中止するほどだった。
この雨の中、1600cc、2000ccとレースはスタートした。
1600ccクラスでは、スタートでリードしたPOLOがPole to Finish。北京現代は、レース中にパンクもあり散々な結果だった。続く2000ccクラスでは、前回珠海で1位ゴール後にペナルティーで降格したFRDの曹宏煒選手が雪辱のPole to Finish!他のFord FOCUS勢は、1台が5位、2台がリタイヤ。また、驚いたことに車輌修理で予選を走れなかったHONDA ACCORDの何漢強選手が最後尾スタートで2位ゴール。
本当に何が起こるか判らないのがCTCCの面白さだ。
CTCC次戦も、ここ四川省成都にて7月下旬に行われる。
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