今回のCTCCは、中国西北部の内蒙古自治区にある鄂尔多斯(ORDOS)が舞台となった。

まだまだ残暑が厳しいこの時期、モンゴル帝国の英雄＝成吉思汗(チンギスハーン)が闊歩した大平原、鄂尔多斯(ORDOS)の気温は摂氏5～20度と別世界であった。

1周3,7kmのサーキットは、周辺施設が建設途上であったが今回のCTCCが杮落としとなる。

そして、中国の休日「中秋」に合わせ9/23(木)～24(金)が予選決勝となった。

チームは9/20(月)～21(火)とテストを予定していたが、この地域には珍しい大雨の洗礼を受け、コースに土砂が流れ込み全くテストができなかった。晴天のもと22(水)は、漸くテストが実施できたものの、砂埃を上げながら走る様はまるでラリーカーの様だった。

レースは、盛大な開会式の後、1600ccクラスから始まった。予選1位の北京現代i30 Car No.32を先頭に1コーナーに消えるが、その後方集団でスピン多発！予選2位の同じく北京現代Elantra Car No.16が後方に沈む。中段グループでは、東風日産TIIDA、上海VW POLO等が抜きつ抜かれつの展開だ。先頭集団は膠着状態のまま、北京現代i30 Car No.32が優勝した。

続いて2000ccクラスでは、予選1位のKIA Forte Car No.6がスタートに失敗。予選2,3位のFord FOCUS Car No.2、4がその隙を突くが、Car No.2は予選4位のKIA Forte Car No.7に先を越され4番手、Ford FOCUS No.4は絶妙なスタートでトップに躍り出た。

その後方にはACCORDのCar No.12、10がピタリと着く。Ford FOCUS Car No.2は、前回優勝で合計ウエイトハンディ80kgが辛いのか、ACCORD勢に突かれ気味だったが、ACCORDは本当に突っついてしまい、Ford FOCUS Car No.2はサンドトラップの餌食となった。この影響で4LAPほどセフティーカーが入った。仕切り直し後も依然としてFord FOCUS Car No.4はトップを守る。2位に着けていたKIA Forte Car No.6は単独スピンで自滅。中段グループでは順位の入れ替わりが最後まで続いたが、優勝は、Pole to FinishのFord FOCUS Car No.4が飾った。

 

CTCC次戦は、10月上旬に北京での市街地レースが予定されている。