フィンニッシュラリー選手権の第3戦「SM-Itaralli, Joensuu」が3月5日-6日、東フィンランドのヨエンス周辺で開催された。今回のイベントが今年最後のスノーラリーとなり、J.サロ選手とTYPE Gr.N装着のランサー Evo.Xに期待が集まった。
今年のチャンピオンシップが掛かっている大事な1戦となるため、「全てのステージで過酷なバトルが展開されるだろう」とJ.サロ選手も予想。そのJ.サロ選手はSS1からトップに立ち、SS3時点で2位に18.5秒をつけた。「SS4、SS5でも激しくプッシュし、特に10kmもあるSS5ではビッグジャップも気持ちよく走れた。SS7では数人の観客がコースに出ていて、数秒タイムロスした。」とJ.サロ選手のコメント。
ラリー最終ステージの残りの30km時点で無理にプッシュをするのをやめ、2位に27.2秒差をつけての優勝!「勝つのが簡単に見えたが、そうでも無かった。今日は最高の一日だった。ミスも無く、テクニカルの問題も無く、安定した走りができた」とJ.サロ選手。
今年の冬の最後のラリーで優勝し、ドライバーランキングで61ポイントを獲得し、シリーズランキングでも1位となった。チームメートのK.カタヤマキ選手が52ポイントでシリーズランキング2位につける。
夏のシーズンから新しい変化がある。9年間J.サロ選手はM.ステンベルグ選手とタッグを組んでいたが、それも今回のラリーが最後。次戦から新しいコ・ドライバー、T.トゥオミネン選手と新タッグを組む。M.ステンベルグ選手はJ.ケトマー選手のコ・ドライバーとして、P-WRCへ参戦が決まっている。夏のラウンドでも活躍する、テインユーザーにご期待下さい! |