P-WRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)第3戦が、4月1日〜3日にヨルダンの死海近郊を起点に開催された。
テインがサポートするのは第1戦で優勝を獲得したP.フローディン選手を走らせるウスペンスキー・ラリー・テクニカチーム。TYPE Gr.Nダンパーを装着したGRB型インプレッサが硬くしまった岩石砂漠の路面と、気温が30℃を超える過酷な灼熱のラリーを走りぬけた。
DAY1、ローマ遺跡で有名なジェラシュでセレモニアルスタートとなり、P.フローディン選手はSS1をトップタイムで走り抜ける。途中でブレーキトラブルに見舞われたものの、ライバル達との接戦を勝ち抜き、DAY1をP-WRCトップで走り終えた。
DAY2、総距離が約141kmになる第3戦の一番の山場が始まり、P.フローディン選手は最初のステージこそ2位となったが、残りの5ステージ全てでトップタイムを叩き出した。路面の石とハードな環境に最終ステージの500m手前でリアタイヤがパンクし、ホイールが曲がるほどのダメージを受けたが、DAY2もDAY1と同じくトップを守りきった。
DAY3、連日トップで走りぬけ、優勝に期待がかかるP.フローディン選手は8ステージ中7ステージでトップタイムを叩き出した。最終ステージでシャシーにトラブルが発生しSSを6番手のステージタイムで終えたが、それまでに築いた貯金が生き、総合2位のA.アラウージョ選手と約2分の差をつけてヨルダン・ラリーを勝利で飾った。P.フローディン選手は「最終ステージでトラブルが出た時は優勝を逃したと思ったが、結果的に優勝で終えることが出来、チームとテインダンパーのパフォーマンスに大満足だ!」とコメントを残した。
今回、P.フローディン選手とTYPE Gr.Nダンパーのタッグは、全21本のSS中、14本をトップタイムで走り抜けた。
TYPE Gr.Nダンパーは前回優勝した第1戦ラリー・スウェーデンのスノーラリーに続き、今回ヨルダン・ラリーのハードな路面でも抜群のトラクションと高い耐久性を発揮し、P.フローディン選手の優勝を支えた。
次戦は7/29〜7/31に開催されるラリー・フィンランド。
P.フローディン選手とTYPE Gr.Nダンパーの活躍にご期待ください。 |