3月24日から27日までポルトガル ファロを基点に世界ラリー選手権の3戦目、プロダクションカー選手権(P-WRC)の2戦目となる2011ラリーポルトガルが開催された。
ロシアのウスペンスキー・ラリーテクニカは第一戦同様、昨シーズンシリーズ2位のパトリック・フローディンとドミトリー・タギロフの2台のGRB型インプレッサをPWRCに参戦させた。
テインのGr.Nダンパー FRS SPECを装着した2台は、シェイクダウンから順調にメニューをこなし優勝争いに絡むことは必至と見られていた。
ラリーはファロから300km以上離れたリスボンの市街地でのスーパーSSからスタートした。
ここでパトリック・フローディンは2番手、ドミトリー・タギロフは6番手と好位置につける。
しかし、翌日のSS3で2台を不幸が襲う。
パトリック・フローディンは2回転の転倒、ドミトリー・タギロフは橋から転落してしまった。
パトリック・フローディンはその後も何とかラリーを続けられたものの、ドミトリータギロフは復帰できずスーパーラリーとなった。
優勝争いはかなり遠くなってしまったが、パトリック・フローディン、ドミトリー・タギロフの2台は諦めることなく、今後のシーズンでよい結果を残す為にも、色々なセットを試しながら困難なラリーを最後まで走りきった。
次戦は日本からは最も遠いアルゼンチンでの勝負となる。ここから巻き返しをはかりたい。 |