10月22日から24日までスペイン サロウを基点に世界ラリー選手権の12戦目、プロダクションカー選手権(P-WRC)の6戦目となる2011RACCラリースペインが開催された。
ロシアのウスペンスキー・ラリーテクニカはフィンランドまでと同様に、昨シーズンシリーズ2位のパトリック・フローディンとドミトリー・タギロフの2台のGRB型インプレッサをP-WRCに参戦させた。
今年のスペインは、デイ1はターマックとグラベルがミックスした難しいステージ、デイ2・デイ3はターマックステージとなり、ターマックラリーでの優勝経験のないパトリック・フローディンと、初ターマックラリー参戦となるドミトリー・タギロフには厳しいラリーとなることが予想された。
初日はパトリック・フローディンが6本中、4本のベストタイムをマークし、2位クスチェスコに36秒の差をつけトップとなった。ドミトリー・タギロフはSS1から駆動系トラブルを抱えながらもデイ1を5位で終了した。
デイ2は100%ターマックとなったが、パトリック・フローディンはコンスタントに2番手、3番手タイムをマークし11秒差で首位を維持。ドミトリー・タギロフは初ターマックラリーの最初のSSでコースオフしリタイヤとなってしまった。
デイ3もパトリック・フローディンはコンスタントに2番手、3番手タイムをマークし最終的に2秒差で首位をまもり、自身初のターマックラリー優勝となった。
次戦は最終戦、パトリック・フローディンが得意とするイギリスでの開催となる。現在シリーズ2位のパトリック・フローディンは優勝しこのポジション維持を、シリーズ10位のドミトリー・タギロフは更なるシリーズ上位を狙い、全力で戦う。
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