サスペンション構造に車軸式を採用している車種には、車軸(アクスル)と車体を結合するラテラルロッド(横方向を支えるロッド)が装備されています。このサスペンション構造で車高変更を行った際、車軸の左右ずれが発生します。この左右ずれは直進性に影響を及ぼしたり、片側のタイヤがフェンダーにおさまらない等の影響を生じてしまいます。そのため、車軸式を採用している車種には車軸位置のずれを補正するために、ロッド長を調節して適切な車軸位置にする必要があります。

ラテラルロッドに調整式ロッドを採用することによりミリ単位での調整を可能としました。ターンバックル式(調整部を回した際に、左右均等に伸び縮みする)を採用することで、車両からラテラルロッドを取り外さなくても長さ調整を可能としています。 車両に装着した状態で、ロックナットを緩めてターンバックルを回転させることで、ミリ単位の長さ調整が可能です。

強化ブッシュを採用。走行中のアクスルのずれを抑制し耐久性も向上させています。