|
メーカー：TOYOTA
車種：アルファード
型式：ANH20W
グレード：
年式：2014/平成26年
駆動方式：FF
【インプレッション】
【EDFC5 ざっくりと、、】
旋回内輪も使い、タイヤを上手く使って車両をコントロールしているイメージで制御のスピードも速く、常に良い状態を造り出せている感じがします。
【詳細に】
① 転がり出し（走り出し）の質感向上
減衰力特性は変更していない様ですが、１～２mmのストロークの所の減衰がしっかり出ているような感じで、路面に吸い付くような感じが出ていて質感の高さを感じます。
②ニュートラルの座りのよさ
ステアリングから伝わるニュートラルの感じが、より明確になりEPSで造られたニュートラルではなく、車両のニュートラルをより強く感じれるようになりました。
③切り出しのビルドアップ（重くなった）
②の座りの良いニュートラルからステアリングを切り出すと、 しっかりとしたビルドアップがあり、クルマの動きを感じやすくなった。
④動き出しのリニアさ
ステアリングを切る量、重さ と 車両が発生するヨーの感じに一体感があり、自然。リニアなのでゲインが高く感じる訳でもなく、連続性のあるヨーで安心してステアリング操作が出来る感じがします。
⑤旋回初期
EDFC ACTIVE PROの時はステアリングを切るとスムースにロールが始まり、その結果、旋回外輪に荷重がスムースに乗り旋回力を出す、、という感じでしたが、今回は切り出しの瞬間からフロント内輪が引っ張るような感じで（旋回内輪を使っているような感じで）操舵初期から強い旋回力を感じます。
⑥旋回過渡
実際のロール姿勢は、バネスタビの変更はしていないので変わらないと思いますが、過渡特性が変わり ロールが小さくなったように感じます。結果、目線が傾く事なく気持ちよく切り返しができる感じがしました。
⑦定常旋回中
EDFC ACTIVE PROの時は旋回中はスムースなロールから旋回外輪で安定して曲がるという感じでしたが 今回は旋回中でも内輪（フロントだけでなく リヤも）の接地を感じて、４輪を使いより強い横Ｇに耐えられるような感じがしました。
⑧制御が早くきめが細かい（高速の段差でも 細やかに制御）
とにかく制御は各段に早く、きめの細かさを感じました。ステアリング操作やブレーキ操作だけでなく、路面の凹凸にも細かく制御をしている事がディスプレイからだけでなく、体感的にも感じました。
⑨制御音がしない
エンジン始動時の イニシャル音もなく（以前の仕様でも慣れていましたが）、装着している事を忘れてしまうような感じですね。。ここも質感を上げている一つの要素かと思います。
⑩乗り心地が良く疲れない
乗り心地＝突き上げショックの大小ではなく、バネ上の動きに注目。高速道路の路面のうねりに対してバネ上の動きがスムースで、うねりを乗り越した時のピッチが抑制されて、ヒーブ挙動で動きを吸収しているイメージ。よくありがちな前後左右に揺すられてる感じがないので 疲労も少ない。突き上げショックに対しては 大きくなっている様な感じもするが、角がなく 減衰も良いの気になりません。
⑪うねりの大きな所では 上下動きが大きく感じたが、、、
路面のうねりが大きく 共連れで 車両のヒーブ（上下動）も大きくなり「伸び減衰がたりないかな？？」と感じる事もありましたが その後は 動きも収まり大きさも感じなくなりました。この収まりの変化は ＡＩ学習には影響していませんよね。。。 |
