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ショックアブソーバを交換するだけで車高20㎜アップ!減衰力調整式EnduraPro HC PLUSEDFC5

スペック

スペック一覧

リフトアップ

EnduraPro HC PLUSは、EnduraPro PLUSのスペックを継承しつつ、20㎜の車高アップを 実現した純正形状ダンパーです。

基準車高を純正から20㎜アップ(約0.8インチアップ)とすることで、市街地走行からアウト ドア、ラフロード走行まで様々な走行ステージに対応できる車高設定としました。

アウトドアの目的地など荒れた路面を走行する方、轍の多い道を走行される方や、雪道を走行される方、またスプリング交換のみで車高アップしたことで、乗り心地にご不満を持っている方をターゲットに開発しました。

リフトアップに合わせて最適設計

EnduraPro HC PLUSは、車高アップのため純正ショックアブソーバの寸法をベースにスプリングシート位置を変更することで、20㎜アップを実現しています。

単に車高を上げるだけでは伸側のストロークが不足することで走行安定性が損なわれ、またストラット車ではキャンバー角がポジティブキャンバーになってしまいます。1台ずつ現車確認を行うことにより、伸び側/縮み側の最適なストロークを確保し、適正なアライメント値になるよう最適な寸法で設計されたショックアブソーバです。

※1キャンバー角補正は構造上ストラット形式のみとなります。

※2スプリングシートのない構造の場合、スペーサーでの車高アップとなります。

純正形状

EnduraPro HC PLUSは純正形状の高性能ショックアブソーバです。

純正ショックアブソーバと同形状のロアスプリングシートを備え、純正スプリングと純正アッパーマウントの使用を前提とした設計を施しました。

スプリングは純正のまま、車高を上げることでロードクリアランスを確保することを可能としました。

耐久性と高品質

シールド構造

新たな生産方式による「シールド構造」を採用し、
高品質とコスト低減を両立しました。

シールド構造とは

シェルパイプの上部を絞ったのち、オイル、ガスを封入し、かしめて密封します。 自動組立機の各種センサによるフィードバックにより、従来の分解式と比べて、はるかに高速で安定した生産を実現。
その結果、大幅なコスト低減だけでなく、これまで以上の高品質を安定して維持し、より信頼性を高める事に成功しました。

「EnduraPro HC PLUS」生産工程の一部

※オーバーホールおよび仕様変更はできません

高い強度&耐久性

【取付部の強度アップ】

ストラットタイプでは車両側(ナックル)への取付部の板厚を増すことで、純正以上の強度を確保し耐久性を向上。

さらに、ナックルの支持剛性がアップすることによりしっかりしたステアリングフィールと、安心感ある乗り味をもたらします。

※板厚の増し幅は車種により異なります

【シェルケースの強度&容量アップ】

ショックアブソーバの要となるシェルケースに高強度材料を採用し、純正比で約1.5倍の引張強度を実現しました。

さらに、パイプ肉厚を純正同等とすることで重量増を抑えています。

また、シェルケース径を純正より太くすることによって、オイル容量をアップ。

耐久性の向上に加え、長期間にわたり安定した減衰力性能を発揮します。

【例】フィット(GP5)での比較

シェルケース材引張強度
純正 EnduraPro HC PLUS
引張強度
(Mpa)
340 510
シェルケース径
純正 EnduraPro HC PLUS
フロント φ45 φ55
リア φ45 φ50.8

※純正のシェルケース材引張強度およびシェルケース径は車種により異なります

高性能ダンパーオイル

低温から高温に至るまで安定した粘度特性を持つ高性能ダンパーオイルを使用し、様々な状況下でスムーズなストロークと確実な減衰力を維持。

優れた消泡性によりキャビテーション(気泡の発生)が起こりにくく、熱ダレにも強いため悪路走行でも音を上げません。

また、経年劣化しにくい特性により長期にわたり高性能を維持します。

錆びに強い表面処理

シェルケースには鮮やかなテイングリーンの粉体塗装を採用。粉体塗装は優れた塗膜強度と耐久性を持ちながら、有機溶剤を使用しない低公害な塗装技術です。

テインでは、下地処理を施した後、防錆塗料を用いた特許取得済(※)の2コート1べーク粉体塗装を行うことで、より優れた耐久性と耐食性を実現しました。高い防錆性能により、降雪地域や沿岸地域の方でも安心してご使用頂けます。※特許 第4347712号

ハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S.)搭載

フル乗車&積載での快適性と耐久性をアップ

ハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S.) の効果

一般的なショックアブソーバは、底付きによる破損を防ぐため、バンプラバーが欠かせませんが、バンプラバーに当たるときの衝撃は大きく、またバンプラバーが圧縮された際に蓄えられたエネルギーは反発力となって放出されるため、挙動を乱す要因になってしまいます。また、フルストロークを繰り返すとダンパーにダメージが蓄積されていきます。

対して、ハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S.)を搭載するEnduraPro HC PLUSは、フルストローク時の衝撃をショックアブソーバ内部で熱エネルギーに変換し吸収することで、車の挙動を乱す衝撃を遙かに小さくします。 さらに、ショックアブソーバへのダメージも少なくなるため、耐久性の向上に繋がります。

一般的なショックアブソーバの場合

ギャップ(段差)を通過する際の突き上げに加えて、車が下から跳ね上げられる症状が発生し、挙動が収まるまでに時間がかかります。

ハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S.)付ショックアブソーバを使用した製品の場合

衝撃をしなやかに受け止めた上で、跳ねあげられることもなく、短時間で挙動が落ち着きます。

ハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S.) のメカニズム

ハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S.)未作動時は、左図のように作動バルブ(緑色で示した部品)が浮いており、ベースバルブを通るオイルの流れを妨げず、通常のショックアブソーバと同様、ベースバルブのポートと積層シムの抵抗で減衰力を発生します。

しかし、決まった位置を超えてストロークすると、右図のように作動バルブが押し下げられてH.B.S.が作動。ポートを狭めてオイルを流れにくくすることで、フルバンプ付近でのみ高い減衰力を生み出します。

また、シリンダーの内圧が一定以上に上がった場合に減衰力の急上昇を抑えるリリーフバルブも装備。

さらに、H.B.S.は構成部品の組合せ方によって自在に作動ポイントや減衰力を変更できるため、車種別に最適なセッティングを施すことが可能です。

※ショックアブソーバの破損に繋がりますのでH.B.S.搭載の製品もバンプラバーの装着は必要です。

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複筒式

ストロークが確保しやすく反発力が少ないため、快適な乗り心地を確保することができます。

ストリートではいろいろな路面状況が存在するため、十分なストロークとスムーズに動くショックアブソーバが必要です。

スムーズにストロークすることで、荒れた路面では凹凸をしっかりと捉えることができ、低速ではしなやかに、高速では安定感のある走りができます。

安心の保障制度

3年6万キロ保証

正常なご使用状態で万一故障した場合、ご購入より3年間または装着から6万キロの範囲内で、弊社保証規定に基づき無償で修理または交換いたします。

減衰力調整式

16段の伸/縮同時減衰力調整機構を搭載しています。

調整ダイヤルを回して、ショックアブソーバの特性を変えることで、乗り味やハンドリングをより、自分好みに調整することができます。

※クリックツールは別売りとなります。

街中/高速道路/ワインディング。走行状況に合わせて、調整することができます。

※お車の状況によって異なるため、上記はあくまでも一例です。

D.B.A. (Damper Body Adjuster)

これまでの調整機構では一部車種において減衰力調整のためにショックアブソーバの取外しが必要でしたがD.B.A.の採用で簡単に減衰力を調整できるようになりました。

※D.B.A.(Damper Body Adjuster)のショックアブソーバは、H.B.S.(ハイドロ・バンプ・ストッパー)非搭載となります。

EDFCシリーズ対応(オプション)

減衰力調整を車内から簡単に調整できるEDFCシリーズに対応しています。

※一部車種は非対応

減衰力ダイヤルの代わりに専用のモーターを装着

※画像の装着例はEnduraPro HC PLUSではございません

EDFCシリーズラインナップ

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ジャーク制御を追加しさらなる走行性能向上を
実現した減衰力コントローラー

  • 4輪独立調整
  • ジャーク感応自動調整
  • 旋回G感応自動調整
  • 加減速G感応自動調整
  • 車速感応自動調整
  • ワイヤレスコントロール
  • AI(学習機能)
EDFC ACTIVE PROページへ
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自動調整を搭載した電動減衰力コントローラ

  • 4輪独立調整
  • 旋回G感応自動調整
  • 加減速G感応自動調整
  • 車速感応自動調整
  • ワイヤレスコントロール